こんにちは、zumaです!
今回は、金属部品の製造業で働くD・Mさんの経験談を紹介していこうと思います!
「製造業の給料はどのくらい?」
「仕事の楽しさって何?」
「つらいところはどんなところなんだろう」
「どんなことをする仕事なんだろう?」
といった疑問にお答えできるような内容を紹介していこうと思います!
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
この記事では・・・
- 仕事に就こうと思ったきっかけ
- 仕事に関係する資格、会社に入った後に取った資格
- メリット
- デメリット
- 製造業界で働いていて、普段の生活で役に立っていること
- 仕事中にあった面白いこと、変わったこと
などを紹介していこうと思います!

D・Mさんお答えいただきまして有難うございました!
Contents
D・Mさんのプロフィール紹介
お名前 D・Mさん
年代 40代
性別 男性
経験年数 19年
会社の規模 東証一部上場企業の子会社
平均年齢 平均年齢40歳
従業員数 従業員数300人
就業当時の年収 年収約400万円程度
最終学歴 専門学校卒
仕事に就こうと思ったきっかけ
卒業校からの推薦があり、製造に関わる包括的な業務を行っている企業に興味があった。町工場のような下請けではなく機械設計から部品加工まで網羅している企業から人材を求められていた。
仕事に関係する資格、会社に入った後に取った資格
機械操作やCAD関係の資格を取ったが、資格の内容よりも実際の業務内容の方が複雑でレベルが高く、それほど役には立たなかった。

資格があっても経験がないと難しい仕事だったんですね!
機械部品製造業の仕事のメリット
・間接業務では町工場で行われているような下請けの部品加工よりも高度な製品知識や寸法および品質管理が求められていた。それらの知識を知ることにやりがいがあり、また、同業他社や取引先の見学にも行くことができたため、社会経験を積み重ねていくことにも繋がって良かった。
・現場業務では24時間の安定生産が要求されるため、従業員は昼夜交替制を敷いていた。夜勤の担当は大変だったが、その代わり祝日や有給休暇の取得を計画的にできた。突発的な受注が重なっても、機械によって部品を加工するためには加工時間が一定以上に縮まることはないため、どれだけ納期が差し迫っていても機械が加工を始めれば人間はすることがなくなる。機械が生産を終えた頃に部品を付け替えて次の生産に移ればいいので、部品によっては短納期でも土日は休みを取ることができた場合もあった。
・同じ理由で残業も計画的に進められた。突発的な受注が重なっても、残業を増やしたところで機械の稼働が速くなるわけではないので、人間は機械に任せて定時で帰ることも可能だった。(とはいえ雰囲気的には許されておらず、会社に残って暇な時間を過ごすようなこともあった)
・業務内容が直接の加工以外にも関わっていたため、経験になったのが良かった。自分の関わる分野だけの知識では、金属部品加工の技術は身につかないので。
機械部品製造業の仕事のデメリット
・親会社と子会社の関係性があったため、自社だけの都合で経営方針を定めることができなかった。その結果、経営者の経営能力が失われていったと思われるが、社風として一般従業員にまで同様の空気が蔓延しており、普段の仕事も他人任せな風潮があった。
・会社の業務内容が包括的で加工に関わる多くの工程を網羅しているため、従業員にも多能化が求められていた。そのため間接業務に就いているときにも必要とあれば直接現場に出て仕事を手伝うケースや、社内の異動でいくつもの部署を渡り歩く場合もあった。普段は事務所でパソコンを使って仕事をしているのに、1日だけ工場で現場作業をすると服装が機械用の油の匂いがついてしまって事務所でも嫌な思いをした。
・多くの従業員や管理職に無駄なプライドがあって、他部署の仕事を否定する傾向があった。いくつかの部署を異動で経験している社員は気まずい思いをさせられるし、優秀な社員ほど異動も多かったため、他部署への評は愚痴ばかりになる。自分の仕事も上手くできない人間ほど、他人を否定する。
製造業界で働いていて、普段の生活で役に立っていること

機械操作やCAD等の専門ソフトの取り扱いは、メーカーによって仕様が異なるものの、基本的な用途や動作の仕組みは共通であるため、似たような業種への転職はしやすい仕事ではある。仕事以外の日常生活においては、自家用車や家電製品を扱う際に、故障を修理したりメンテナンスする場合、分解や組み立ての他に交換部品を入手したりするのは抵抗を感じなくなった。それよりも重要なこととして、普段の生活のなかで機械に触れる際に危険を察知し、安全を求めるスキルは身についた。

普段の生活の中で、機会が故障することは多々あります。そんな時でも抵抗なく修理に迎える人がいるのは助かりますね!
安全に関しても一番大事なことなので、素晴らしい経験値だと思います。
仕事中にあった面白いこと、変わったこと
まだ世間の景気が悪くなる前のこと、夜勤では従業員が少なく人目がなかったため、夜に出社して部品加工している機械のメンテナンスをした後は一晩中ビデオを見て暇を潰したりする社員がいた。
また一方で、手作業の熟練したベテラン社員は、拡大鏡でも見えないような製品のキズを肉眼で目視発見したり、手作業の経験が長いため道具を持つ指が異常に曲がっていたりした。
まとめ
以上、金属部品の製造業界で働くD・Mさんの経験談でした。
また、D・Mさんは
一般的な人にとって、工場と聞くと町工場のイメージしかないが、多くの生産現場は機械によって自動で部品加工している。その機械を自動で動かすためのメンテナンスやプログラム作成の仕事については存在自体が知られておらず、知人・友人や親戚などに説明しても全く理解されないことが多かった。(具体的にはCAMの仕事)
とも回答してくださりました。
内容を読ましていただきましたが、製造業にとって大事な仕事なのでもっと多くの人に認知してもらいたいものです!
皆様もこれを機にこう言う仕事に興味をもって、将来の参考にしてもらえると嬉しいです。
ここまでご覧いただき有難うございました!
それではまた~
↓応援よろしくお願いします!
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