【経験談】ケアマネージャー事業所管理者の仕事って?

職業【経験談】

こんにちは、zumaです!

今回はケアマネージャー事務所の管理者として働いていた、B・Tさんの経験談を紹介していこうと思います!

「ケアマネージャー事務所の管理者としての給料ってどのくらい?」

「仕事は楽しいの?」

「仕事でつらいことってどんなこと?」

「なんで、この仕事に就こうと思ったの?」

などの疑問にお答えしていきたいと思います!

この記事では

  • 仕事に就こうと思ったきっかけ
  • 仕事に関係する資格、会社に入った後に取った資格
  • メリット
  • デメリット
  • ケアマネージャーとして普段の生活で役に立っていること
  • 仕事中にあった面白いこと、変わったこと
  • 管理する立場になって大変だったことは?

を紹介していこうと思います!

zuma
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B・Tさんお答えいただきまして誠にありがとうございました!

B・Tさんのプロフィールを簡単に紹介

お名前 B・Tさん

年代 40代

性別 男性

経験年数 4年

会社の規模 10事業所以下の中小規模の会社。会社としての職員数は50名程度。

会社の年齢層 社内では40代がボリューム層、職場では50代がボリューム層。

就業当時の年収 年収約400万円

最終学歴 大卒以上

仕事に就こうと思ったきっかけ

介護の仕事はパートから入ったが、実務経験を積むうちに介護福祉士、ケアマネージャーと資格を取る事が出来た(比較的業界では一般的なキャリアパス)。
転職する時、経験のある介護職で探していたが、面接先の面接官に「ケアマネを持っていると、逆に一般の介護職では物足りないと思われる」と助言を受け、ケアマネで募集している会社に応募した。
その後、現場職よりPCを扱うケアマネの方がやりやすく思え、ある程度才能を活かせると考えた為、管理者の話を受けた。

zuma
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順当にキャリアを積み上げて、資格を取りこの仕事に就いたのですね。

仕事に関係する資格、会社に入った後に取った資格

〇介護支援専門員:必須の資格。仕事の選択の幅が広がり、結果的に収入が増える事にもなった。介護業界の中で、比較的デスクワークや管理部門寄りの仕事をしたい場合の路線変更には向く


〇社会福祉士:これ自体を活かした事はないが、習得の通信講座で社会福祉に関する様々なものを学べ、ケアマネジメントがその一部であるという広めの視点を持てた。

zuma
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資格に関しては皆様も参考になると思いますので是非ご覧ください!

ケアマネージャーとして、また管理者としての仕事のメリット

・収入が増えた:まず、介護職よりそもそもの基本給が高く設定されていた。また、管理職の役職手当がそれなりに付いた。そしてこれはデメリットにも繋がるのだが、色々な社内業務や部下から持ち込まれたもの、人員不足によって背負ったものなどで残業手当もついた。これらを合わせて、かなりの収入増になった。
・社内での発言力が増えた:管理職という事で、社内の幹部相当として会議に出られるようになった。介護保険法や運営基準、厚労省通達などを読み下せるのが自分ぐらいしかいなかったため、運営に関わる決定について介護保険法令上の助言などを経営者に直接行えたり、相談されるようになった。
・利用者さんの違う側面が見られた:1ケアマネージャーとしてになるが、1人の利用者さんを担当している時、各事業者を通じてその利用者さんに関わる事になるため、俯瞰した見方が出来た。介護職員ではなかなか気づけないものだった。また、部下から事例について相談を受ける事もあり、かなりの数の利用者さんの事を見ていた事になる。そして、その情報を用いてケアプランを作成する事に面白味があり、より良い結果になったり、利用者さんやご家族から喜ばれたりする事は嬉しかった。

zuma
zuma

ケアマネージャーとしての立場になって利用者さんの違う側面が見えたという言葉は、いかに人のことを見て考えているかが伝わってきました。かっこよく優しい方なんですね!

ケアマネージャーとして、また管理者としての仕事のデメリット

業務量が多かった:まずはコロナという情勢に合わせて、従来の業務を続ける事が難しくなり、切り替えのための業務量が増大した。人員が退職していく事があったが、経営者側判断で事業所の人員は補充されなかった。これによる待遇は変わらなかったため、部下に採用時と異なる扱いをしないようにしわ寄せを自分で解消しようとして、業務量が膨れあがった
・他職種からの無理解:ケアマネージャーは他の事業所の保険に関するマネジメントを行う仕事のため、直接的な介護は行うべきではないのだが、案外それが他の職種には伝わっていない。立ち仕事をする人に座り仕事は休んで見えるもので、他事業者から「それぐらいお前の事業者でやれ」「ケアマネージャーは何もしない」というような仕事の頼まれ方をしがちだった。
・相対的な収入の低下:介護職員は制度改正で「処遇改善加算」という一連の給与に上乗せされる制度が拡充されていったのだが、ケアマネージャーは数度の改正で外されてきた。制度改正の度に、ケアマネージャーや不必要な職種だと言われているように感じ、モチベーションが削られていった。部下の間でも、この取り扱いに関する不満は溜まっていたが、給与が他の部分で上がる訳でもなかったため、新たに負担が増える業務を持ちかける事が非常に難しかった。

ケアマネージャーとして普段の生活で役に立っていること

介護保険法や介護事業所の運営基準、厚生労働省通知など、法令に関わる文書に日常的に触れていた事から、他の法律を何となくであるが読めるようになった。このため、労働基準法や税制の変更など自分に関わる話が出た時、元の法律を読むことがそれなりに出来ている。
管理職として経営や部下を使うという視点を持つ事が出来たため、自分が働く側・使われる側としてどのように見られているのか、その扱いは何を根拠にしているのか、というような推測が出来るようになった。

仕事中にあった面白いこと、変わったこと

北海道では地震で大規模な停電が発生した事があったが、その間は動きが随分アナログになった。
PCが使えず情報が入らないため、定期的にラジオで情報収集しつつ、併設事業所の手伝いをした。食事を届ける事もあったり、トイレの水を流す為のバケツリレーにも参加した。
利用者さんの様子を見に行と、喜ばれたり文句を言われたり、全然停電を理解出来ていなかったり様々だった。

管理する立場になって大変だったことは?

管理者については、この仕事に就く前は、ケアマネージャーは色々な事業所をコーディネートする司令塔のようなイメージで、その管理者となるとより純粋に指示者側という感じに思っていた。だが、実際には自分でも担当利用者を持たなければならず、雑務が頻出して忙殺される感じの仕事で、綺麗に片付く瞬間というのはほとんどなかった。
ケアマネージャーが特殊なのは、裏方仕事がメインだが、表に出ている姿を評価されがちな事。従って、計画作成をきちっとやっているケアマネよりも、計画がボロボロで火消しのために利用者宅によく顔を出している方が「いいケアマネ」と思われてしまいがち。モチベーションもそっちに寄りやすいという矛盾がある。

zuma
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どんな仕事でも裏方仕事は評価されづらく褒められることも少ない…

また、管理者としての仕事もこなしながら現場にも出続けるのがいかに大変か、本当に凄いことをやっておられたのですね。

まとめ

以上がB・Tさんのケアマネージャー(管理者)としての仕事の経験談でした。

個人的な話ですが、自分の家族にも同じ立場の人がいて大変そうだなと漠然と見ていましたが、実際の業務やメリット、デメリットを読ませていただいて自分の認識の甘さを痛感させられました…

介護職は大変な仕事です、また接客業は全般そうなのでしょうが人に喜ばれることそれが一番うれしいことなのでしょう。

改めてすごい仕事だなと考えさせられました。

この関係の仕事に就かれる方はぜひこの記事を参考の1つとして読んでいただけると嬉しいです。

改めましてB・Tさんお答えいただきまして、本当にありがとうございました。

今回はこれで以上になります。

それではまた~


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